開梱室
魚などの食材や原料を入荷したら、ドックシェルターからまずは開梱室に搬入します。こちらで箱から開梱し、それぞれの部屋へと運びます。
当社の主力となるのは、魚の加工製品。お客様に安心して食べていただくには、徹底した品質管理が必要不可欠です。高品質な食材を衛生的かつ安全に加工するために、当社の加工場ではHACCPの認定を取得しました。HACCPとは、『危険度分析による衛生管理』のこと。1960年代にアメリカのアポロ計画で宇宙食の安全性を確保するために開発された食品衛生管理の方法です。
従来の製造工程では、加工を行った食品に対して検査を実施し、その時点で異常があったものに対策をとっていました。対して、加工を行っている時点での製造環境や製造工程の衛生管理を行うのがHACCPの特徴。当社では一方通行型の生産ラインと製造行程における全ての温度管理を実現し、社員全員が衛生面・品質面での管理を徹底しています。
一方通行の生産ライン
魚などの食材や原料を入荷したら、ドックシェルターからまずは開梱室に搬入します。こちらで箱から開梱し、それぞれの部屋へと運びます。
食材の加工に使用する原料を入荷したら、こちらで保管しておきます。品質を保つために、しっかり冷凍しています。
切身加工の必要な食材はこちらで切身の状態にします。機械と人の手によって適切なサイズに加工します。
魚の残渣やアラの専用保管冷蔵庫。第一加工室から一方通行で運び込み、工場の外にはアラ回収用のシャッターからのみ回収することで、雑菌が内部へ侵入するのを防ぎます。
大きな魚は機械で分断して、塩水につけたり余分な部分を切り落としたりして加工を行います。更に小さく切り分けるものは、仕分けて切身加工室へ運びます。
当社自慢の専用調味料で加工します。完成したものはパックに詰め、真空状態にプレスして製品の状態に仕上げます。
熟成の必要なものは、第二加工室で加工した後にこの部屋で寝かせます。熟成させることで、味がよりしっかり付き風味も増します。
熟成の終わった製品や第二加工室で包装した製品を保管しておきます。
凍らせたい製品は、第一加工室からトンネルフリーザーを通して冷凍させます。冷凍された製品は、ベルトコンベアで包装室まで運ばれます。
トンネルフリーザーで冷凍されたものは、冷凍状態を確認後に包装し、箱詰めして製品状態に仕上げます。
出荷時期の近い製品は品質をしっかり保ったまま、この部屋から順に出荷していきます。
完成した大量の製品は、出荷するまで冷凍して保管しておきます。
当社の祝い商材『備長炭焼き 祝鯛』は、備長炭を使って一尾一尾全て手作業で丁寧に焼き上げます。お正月の縁起担ぎとして関西で飾る風習のある「にらみ鯛」は、大海を泳ぐ姿と末広がりにピンと張った尻尾、ヒレは化粧塩で立派な見た目になるようこだわっています。
備長炭の遠赤外線効果で、中からじんわりと火を通すことで美味しさを逃さず、いつまでも柔らかくお召し上がりいただけます。
長年にわたり培ってきた食品加工のノウハウと徹底した品質管理のもと、安全を最優先して皆様のお手元にお届けします。